こんにちは。音響屋の卓ちゃんです。
このブログは、音の事にちょっとだけ人より詳しくなって、音楽をより楽しんでもらう事をコンセプトにつらつらと記事を書いています。寄り道多めですがそれも楽しんで頂ければ幸いです。
ついに噂のライブイマーシブを聴きに、
和歌山のT-Spec 橋本さんに会いに行ってきました。

これまでInterBeeや、地元に近い福山Cableさんに聴きに行くチャンスはありそうだったのですが、都合がつかなくずっと保留になっていました。 温かく迎えて頂いて本当にありがとうございます。
以下感想
最初に聴いた瞬間に、凄い!と思う事しか出来ませんでした。
様々なところで凄い!良い!という話は見聞きしてきましたが、納得です。一番最初に体験したのがLIPROOMで良かった。。
以下感想
①感じたのは位相の良さ 音の干渉の少なさ
Smaartが普及してから、スピーカーのアライメントの重要度はかなり浸透したように思っています。 ディレイは合わせて当然。 合わせ方にはコツとセンスがいると思いますが。。
とはいえ、結局LRの干渉は起きるので、ハース効果によってセンターで聴いている人以外は片方に音像が引っ張られ、もう片方の遅れた音がシュワシュワ干渉を起こして不快でした。
離れたスピーカーから同じ音を出す以上、それは仕方のないものとして妥協してきたと思います。
しかしライブイマーシブの場合、見た目と音像が一致するのはもちろん、点音源(厳密には違うと思います)に近いのでスピーカー同士の干渉が起きません。 壁など反射はあるとは思いますが、不快ではないです。各社どのプロセッサーでも複数のスピーカーを跨いで音を広げることができますが、L-ISAのアプローチが1番凄いと思いました。そもそも音を広げるというアプローチができるだけでも凄いのに。
②上下方向の音像
ライブイマーシブの実例の写真をみると上に吊ってあるので、音像が上に引っ張られるような気がします。 実際音は上から出ているのですが耳が左右についている以上、やっぱり上下方向に対して人間は弱く、視覚にかなり引っ張られるんだなーと体感しました。 意識として上下に弱いのは分かっていましたが、それをデモで体感させられたのでもう心配はないです。ちゃんと騙されましたw
③カクテルパーティー効果によって好きな音へのアクセスが出来る
これまでのミックスでは、楽器同士の音が食い合わないように帯域を整理しながら綺麗に詰め込んでいける人が 音が良い人 ミックスが上手い人 だったと思います。
ライブイマーシブでは帯域ごとの量はこれまで通り大切ですが、楽器同士の帯域の奪い合いをほとんど感じませんでした。
ソロで聴くとかっこいい音なんだけど、〇〇とぶつかるからカットしよう。ストロークのジャキジャキだけ聴こえてればリズム感でるからOK。
みたいなことしなくても、聴き手側が自分で聴きたい音を選択できます。 小さな音も小さな音のまま聴こえる。出さなくても歌詞は聞き取れる。かっこいい音はかっこいいまま出せる。 そんな印象を受けました。
これが本当のPAなのでは? まさに出ている音をそのまま拡声できるのがライブイマーシブだなと思いました。
LIP-ROOMをリファレンスとして記憶に大切にとどめて、とりあえずSoundscapeをインストールするところからやってみようと思います。


本記事は、音響屋の卓ちゃん公式note掲載記事をSound Wichへ再掲載したものです。
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