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小規模イベントの音響準備ガイド

音響屋の卓ちゃん

小規模イベントの音響準備ガイド

こんにちは。音響屋の卓ちゃんです。
このブログは、音の事にちょっとだけ人より詳しくなって、音楽をより楽しんでもらう事をコンセプトにつらつらと記事を書いています。寄り道多めですがそれも楽しんで頂ければ幸いです。

音楽イベント音響についての相談が増えてきました。

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会場が決まり、出演者も決まった。けれども、イベント音響に関しては何を準備すればいいのか、よくわからない方も多いでしょう。そんな方に向けて、当日までに確認しておいてほしいことをまとめてみました。

ステージの広さと配置について

まずはスピーカーとマイクの位置関係から話しましょう。
マイクとスピーカーを正面同士で向き合わせると、ハウリングが起きます。あのキーンという嫌な音です。これを防ぐために、メインスピーカーはステージの前方に客席側を向けて置き、マイクはスピーカーより後ろ側に置くのが基本です。お互いが背を向け合う形にするわけです。

ステージには人だけでなく、楽器とスピーカーも載ります。バンドでドラムセットを使う場合、シンバルスタンドも含めると2メートル×2メートルくらいの面積が必要です。ギタリストはアンプと演奏スペース、さらにモニタースピーカーのスペースも必要です。ステージが狭すぎるとモニターの置き場所がなくなり、演者が自分の声や演奏を聴きにくくなります。思っているより広めに取っておくことをおすすめします。

電源について

これは見落とされがちですが、かなり重要です。音響機材はすべて電気で動きます。会場のコンセントのブレーカー容量が足りないと、機材が途中で落ちてイベントが止まります。最悪の場合、続行不可能になります。
事前に会場に行く機会があれば、コンセントの位置と数を確認しておいてください。会場の管理の方などに資料を頂くのが良いと思います。判断できない場合は一緒に見に行くのもOKです。イベント当日は照明や映像機材など、音響以外でも電力を使います。余裕を持って確認しておくことが大事です。

リハーサルについて

リハーサルは本番の音を作るための時間です。ただそれだけでなく、機材の動作確認やトラブルを発見する時間にもなります。出演者の人数が多いほど、リハーサルには時間がかかります。特に音楽ものであれば1組あたり30分は見ておくと安心です。リハーサルなしで本番に臨むと、マイクの音量が合っていなかったり、モニターから必要な音が返ってこなかったりという状況になりやすいです。演者が演奏しにくい環境は、お客さんにも伝わります。

機材のセッティング時間について

音響機材のセッティングは、想像以上に時間がかかります。スピーカーの設置、ケーブルの配線、マイクのセッティング、音量や音質の調整まで、小規模なイベントでも1〜2時間はかかります。出演者が多い場合や会場が広い場合はさらに時間が必要です。

開場時間ギリギリまでセッティングをしていると、リハーサルの時間が取れなくなります。会場に入れる時間を早めに確保して、セッティングとリハーサルを余裕を持って終わらせておくことが、当日のトラブルを減らす一番の近道です。

音響さんへの事前共有について

当日いきなり「こんなイベントです」と説明されても、必要なものを持っていけないので、事前に情報を共有しておく方がスムーズに進みます。出演者の人数と楽器の構成、会場の図面や写真、タイムスケジュール、使いたいBGMがあればその情報。これらを事前に伝えておくだけで、音響側の準備が格段に変わります。

初めてイベントを開く方ほど、「何を伝えればいいかわからない」という方が多いです。わからなくて当然なので、まずは思っていることを何でも話してみてください。一緒に整理します。音響のことで何か不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。

まとめ

音響の準備は、イベント成功の鍵を握っています。しっかりとした準備をすることで、当日のトラブルを減らし、出演者やお客さんが楽しめる環境を整えることができます。音響に詳しくない方でも、少しずつ理解を深めていくことで、より良いイベントを実現できるでしょう。

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本記事は、音響屋の卓ちゃん公式note掲載記事をSound Wichへ再掲載したものです。
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