音響卓 WAVES eMotion LV1Classic導入!
- rahuinc
- 5 日前
- 読了時間: 4分
こんにちは。 エンジニアの梅木です。
このブログは、音の事にちょっとだけ人より詳しくなって、音楽をより楽しんでもらう事をコンセプトにつらつらと記事を書いています。
寄り道多めですがそれも楽しんで頂ければ幸いです。
音響卓 WAVES eMotion LV1 Classicを導入しました。

音響ミキサーの役割として、音と音を混ぜる役割があります。
ライブハウスやホールなど 何かを見に行った時には客席に居るのを見たことがあるのではないかと思います。
ステージの正面 見晴らしの良さそうな良いポジションにいるのがその会場の音をすべてコントロールする音響さんとなります。
ミキサーは、大きく分けて2種類。アナログミキサーとデジタルミキサーに大別されます。
アナログは扱えるマイクの本数(チャンネル数)に比例して大きくなります。
デジタルは見た目コンパクトでもチャンネル数が多い場合が多いです。
私が音響エンジニアになるさらに前、世の中にはアナログミキサーしかありませんでした。
電子回路で構成されていて、扱えるマイクの本数に比例してサイズがどんどん大きくなって行きました。
業界に入った頃、まだちょうどデジタルも主流になりつつある頃。アナログミキサーを8人でケースから出して客席の階段をのぼって設置した思い出があります。重さとサイズ感たるや・・・大変でした。(そのサイズ感とゴチャゴチャ感が”音響でーす!”って感じで好きでした。)
今回導入したWAVES LV1 Classicはデジタルミキサーです。
音量を操作するフェーダーは16本+1本ですが、内部的にはモノラル64ch ステレオで128chまで対応しています。
アナログミキサーだと16ch〜24chくらいのサイズ感ですね。
このミキサーの特徴としてはWAVESのプラグインが使用できる。というのが最大の特徴です。
DAWをやる方であればご存知WAVES 音の加工をするための数々のプラグインを販売されている企業です。
このWAVESが数年前から WAVES eMotion LV1 というWindowsPC上で動くソフトウェアとして販売されていました。
基本的にはWindowsやタッチパネルは自分で用意してね。プラグインを処理するDSP(デジタルサウンドプロセッサー)は用意しておくね。というスタンスでした。
しかし結構周辺機器が多く サッとは使用出来ないのが悩みでした。(工夫次第ですが)
必要な物として
LV1ソフトウェアを稼働させるためのWindowsPC
PC用のタッチディスプレイ(基本タッチ操作)
WAVESから販売されているDSP(サーバーと呼ぶ)
それらを繋ぐネットワークスイッチ
マイクやスピーカーを繋ぐためのIN/OUTボックス
これらを用意して初めてミキサーとして機能するのです。
ケースにも悩むし 結構苦戦しました。
やっと本編
そんなとき上記すべてがギュっと一体になった WAVES LV1Classicが登場しました。

このLV1を使用する上で、物理フェーダー必要勢と不要勢で対立するのですが、結局なんの仕事が多いかで決まると思っています。
私は物理フェーダー欲しい勢だったのでClassicと呼ばれようとも、このミキサーの導入を決めました。
また、プラグイン以外にもこのミキサーの良いところとしてフェーダーの数を画面を追加することで増やせる事だと思っています。
僕ら音響さんは、見える所にフェーダーを置いておきたいと思うけど、フェーダーが足りない。。 みたいなことがよく起こります。
それが現場の規模によって追加できるのが良い点だなと思っています。
早速、現場で使用してみました。
